いつか光になりたい

ナマケモノ

2021-01-01から1年間の記事一覧

この物語は部分的フィクション

これは隠しておきたい。素直にそう思う。素晴らしく面白くて楽しい話だ。まあ、わかってくれる奴は、方は、本当に数人だが。いや、0人か。んん? 君には難しかったかい? って煽られると腹が立ち、しかしそれをすぐに忘れる。 「正しい努力をしろよ」 そんな…

もっとゆるやかにいきないと死んでしまう

メジロが僕の顔を見つめていた、気がした。 「メジロです」 メジロはどういう風にしゃべるのだろう。そもそもメジロってなんだっけ? 僕はメジロにあったことないからわからない。漁師の子供じゃない。 ああ、すっかりすっきりした。不安がなくなっていく。…

最近うまくいかないことが多い

後ろを向いてみてよ。そんな風に呼びかけられた気がして、振り返ろうとしたんだけど、何も変わらないってわかってたんだ。本当は僕は嘘みたいに卑屈で悲しい生命体の一部で、だからこそこんなにも心臓がバクバクしてて、もう耐えきれないほど苦しみを感じて…

私の日常 last

「うぅ‥‥‥うぅ‥‥‥」 織乃は、悪夢から目覚めた。 「ひでえ夢」 そして目を閉じた。 問題 自殺が夢での出来事になったのはなぜですか? 20字以内で書きなさい。

モノクロームシンドローム

眠い。 そう思いながらも、スマホを見る。 もう限界だった、楽しいことなんて何もなかった。 このまま大人になって、どうなるんだろう。 ぼんやりと頭を巡らせる。 ‥‥‥きっと、ずっとこのままだろう。 そう思うと、諦観が、絶望が、自殺願望が、悲しみが、涙…

私の日常9

教室のど真ん中で、致死量の薬を飲む。 いきなり死んだら、こいつらはどんな反応をするんだろうか、自分たちの悪口のせいで死んだと責任を感じるのだろうか。いや、そんなことは絶対あり得ないな。 どうせこいつらのことだ。軽い気持ちしかもっていない。 私…

私の日常8

私ができる凶行は、なんなのか、考える。 学校に、ガソリンをまいてみようか。 無理だ、どうやってガソリンを手に入れるんだ。どうやって持ってくんだ。 じゃあ、自宅を燃やそうか、だめだ、両親が死んでしまう。 じゃあ、自殺は? ‥‥‥どうせなら、確実にし…

私の日常7

脳内の信号がピコピコと私の中で うごく。しね、しね、しね、しね。 はあ、‥‥‥や。

私の日常6

奇行をする。 奇行を繰り返す。奇行になる。 狂いだす。 一方で冷静な私がいる。 恥で心がボロボロになっている、私がいる。 これでも、昔は普通だったのだ。それがどうして、こんなことに? いったい何がいけなかったのか、何が悪かったのか、そんなことも…

私の日常5

勉強する理由はある。きっと。 そう信じたいだけなのかもしれない。 勉強ができても、コミュニケーション能力がなければ意味がないのか。死にたい。

私の日常4

私と同じくらいの年の女子が飛び降りたり、首くくったり、自殺オフに参加したり、いろいろして自殺してるっていうニュースはよく耳に入る。 こんな奴らの話を聞くたびに、あほだなあと思うし、かわいそうだとも思う。 私は人生において、自殺だけはしないと…

私の日常3

家に帰ったら、まず、スマホを取り出す。 これから私はスマホを6時間ほどいじくるが、別にやりたくてやってるわけじゃない。 私は、学校でストレスが溜まっているのだ。 あんなわけのわからない空間に閉じ込められているせいでこんな風になったんだ。例えば…

私の日常2

おはよう、なんていうやつはいない。 教室に入ってからも地獄は続く。 私、前世で何か悪いことでもしたのだろうか、というくらい苦しい。 ねえ神様、あんたって存在が本当にあるのなら、この状況をどうにかしてよ。家に帰らせてよ。 シン‥‥‥。もちろん誰も答…

私の日常

全部、私が悪いんだよ。私が―――。 織乃はどこにでもいる女子高生の一人だった、昨日までは。 誰も彼女がこんなことをするなんて思いもしなかった。 だってそうだろう? 四木原織乃という少女は昨日まで普通だったのだから。

海辺のカフカ 感想

純文学にストーリー性を求めるのはナッシングだっていうのはわかってるし、なんなら高尚な内容を読み解けるほど頭がいいわけではないけれど、タクシーの運転手が考えるのが大事といっていたので、自分の意見を書いてみることにした。 といっても全部がゴミの…

ひぐらしのなく頃に業 感想

ひぐらしは原作未プレイのにわか。 こんどプレイしたい。 いや沙都子おおおお!!!! のるな沙都子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ 未プレイなので詳し…

どくしょかんそう文 麦本三歩の好きなもの 住野よる

とにっっっっかく表紙が”良い” 私は書店を歩いていた。その時、運命といわんばかりにこの本とのファーストコンタクトを果たしたのだ。 かわいらしいピンク色の部屋の中にいる主人公と思わしき女の子が私の頭の中で寝息を立てているのが、表紙を見た瞬間すぐ…